九州へ…現実逃避の孤独旅 (part12)





 長崎本線では、このように対岸に反対列車が見えるところがあります。
どこにあるのか?ここは走行中には、居眠りをせずに、景色に集中すれば、必ずや分かります。

この辺りから、反対列車が遅れ、退避時間が長くなりましたので、5分遅れてしまいました。
単線の宿命です。
 列車は、肥前鹿島に到着しました。
ここで、有明海ともお別れです。ここから、一気にパワーアップしたかのように、トップの130km走行となりました。
 肥前山口、佐賀と列車は過ぎました。
これは、佐賀駅を出てすぐに撮影したものですが、これ、廃線跡です。
昔国鉄時代には、佐賀線という線がありました。その線路跡です。こういうのを見ると、本当に寂しさが募ります。

それから、鳥栖へ向かうときに、寝台車が通過しました。「さくら」か?と思っていたら、「あかつき」が通過していきました。しかもかなりの遅れ…遭遇したのが、10時前でしたので、3時間以上は遅れていることになります。何かがあったのでしょうね。
 わたくしがグリーン車でどのように座っていたのか?というと…。
見てのとおり、あのように、窓に席を向けて見ておりました。
これもグリーン車でしか出来ない技です。
 列車は定刻の10時18分より遅れて到着しました。
まだ、次に乗る列車まで時間があるので、ホームのベンチで待つことに…

この車両は、特急「つばめ」ではなく、「有明」です。どこが違うのかは、間違い探しではないですが、探して見てください。
 これは、783系の特急「ハウステンボス」号です。
派手な色をしております。ハウステンボスも修学旅行以来行っていません。駅は何度でも通過したことはあるのですが…
 こちらは、811系の普通列車です。
自称スペースワールド号です。この列車も何だか派手ですよね。
 駅撮りをしていると、次に乗る11時05分発の特急「つばめ9号」が到着しました。
これをみて、先ほどの「有明」との違いが分かるかと思われます。

グリーン車はほぼ満席となっておりました。
 これは、久留米駅到着直前に渡る、筑後川です。
筑後川の河川敷にはパターゴルフ場があって、プレーしている人がいました。
ここで、のんびり列車を見ながら佇むのも良いかもしれません。
 お昼が近いので、駅弁タイムです。
今回は、特急つばめオリジナルの「つばめ弁当」に挑戦です。
この包み紙で高級感を感じそうですね。
 中身は、特急「つばめ」が走行する鹿児島本線沿線の素材を集めた弁当となっております。
味もいけますよ。
 のんびりと食べていると、熊本駅に到着しました。
豊肥本線のホームには、左が185系の特急「あそ」と右が815系の肥後大津行きの普通列車が仲良く停車しておりました。
 熊本を過ぎると、九州新幹線の工事区間が目に付くようになりました。
来年には、完成するので、その暁には、この787系「つばめ」は、八代止まりとなる訳で…
 こちらは、特急つばめが九州新幹線に同一ホーム乗り換えするために作られた、アプローチ部分です。
単線となっておりました。
 これが九州新幹線の起点の駅となる、新八代駅です。
ここから開業してから約10年というか、博多まで全通するまでは、この駅が九州新幹線のスタートとなるわけです。
 しかし、良く見ると、まわりは、田んぼや畑ばかり、なんだか異様な感じですね。
単なる在来線と新幹線の乗換駅として機能するのみなのでしょうか?

やはり、新幹線が開業すると、ここまでしか787系特急つばめは、来ませんから、複雑な気分ですね。
 12時42分に八代駅に着きました。
ここからは、肥薩線に乗り換え、人吉へ向かいます。
乗る列車は、キハ31系で、一両編成です。乗客も少なく、快適です。
 12時50分定刻に人吉行きは出発しました。
やはり、ディーゼルカーですので、加速は遅いです。

列車は人吉まで球磨川(くまがわ)沿いを走行します。
左側に鉄橋が見えますよね?あれ、鹿児島本線の鉄橋です。




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